上手なアサリの砂抜き

アサリは海水や冷所・暗所を好みます。
それを疑似的に再現してあげる事で砂はもちろん、排泄物もある程度抜く事ができます。

【1】海水をつくる
日本近海の塩分濃度はだいたい3%~4%です。

では手ごろな水の量、500mlで海水をつくってみましょう。
500mlでは塩15g~20gをよく溶け込ませればだいたい海水に近くなります。

今回はこの作った海水で、アサリ300gの砂抜きをしてみます。
【2】海水にアサリを入れる
平たく幅広のトレイを用意します。そこにつくった海水をいれ、アサリをそっと入れます。

★ポイント★
・アサリは重ならないように、トレイに敷き詰めるように並べてください。
・塩抜きにボウルは使わない。ボウルを使うとアサリが重なり合い、上のアサリが吐き出した砂を下のアサリが吸ってしまう恐れがあります。

【3】キッチンペーパー
敷き詰めたアサリの上からキッチンペーパーを2枚重ねて覆います。新聞紙を使うのはなるべく避けましょう。場合によってはインクや何らかの異物が付着している可能性があるので、控えると良いでしょう。
★ポイント★
アサリは普段砂の中で生活しています。
キッチンペーパーで覆う事で、外からの光を和らげてあげます。さらに暗所へ移してあげれば砂の中の環境に近くなり安心し、より砂を吐くようになります。
だいたい、2時間程度そのままでおいておけばOKです。上手に砂抜きをしてアサリを美味しくたべましょう。